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いつも出荷日はばたばたしてしまってこういうものが撮れないのですが、
本日発送の野菜宅配セット(M/L箱)の写真を撮ってみました。
こんな組み合わせはあまりないなあ、という珍しいセットになっていますね。
写真だけではちょっとわかりにくいので、図解しますと。
こんなかんじに入っています。
枝豆はもう終了するところです。キャベツは秋の初登場。
生姜がご覧の通り新物で、みずみずしくいい感じです。(※但し今年は大がつくレベルの不作)
葉物が不調で遅れているので次回から本格的に入る予定ですが、大根の葉っぱも活用していただければなんて思いつつ。
あくまでも一例なので、ズッキーニあたりはお客様によって別のものが入っているかたもいらっしゃいますし、レタスの種類がちょっと違うかたもいらっしゃいます。
そしてトマト!(調理用トマトですが)がこの時期にセットに入っているのは当園史上初ですね。残暑が厳しくなかったせいもあると思いますが、栽培カレンダーをずらしたのも功を奏したようなので、これは来年にも生かしたい快挙です。もうすこし、ちょろちょろ採れそうです。
グリーンセロリは普通に売っている軟白化する品種とは違い、
野趣あふれるワイルドな香りと強い旨味が特徴。
でも今回のものは比較的香り・食感もやわらかく育っています。
いつも出たとこ、もとい採れたとこ勝負の宅配セット
特に今のような季節の変わり目のラインアップは
年によってだいぶ様相が違うこともあります。
単発で注文したいけれど、あれが入るか気になる!
などということがあれば、お気軽にお尋ねくださいね。
わかる範囲のことは全部お答えします!
<シズメ
秋らしく涼しくなって、外でもくつろぎやすくなったね、とおっしゃっている当園のマスコットキャラクター王子です。
さて、前回「あれ」と言っていた品物は、これです。
ちょっとピンボケ!現在出荷中の落花生です。
こんな感じで株ごと土からひっこぬきます。
うちでは生鮮品としてしか出荷しないので、その場でどんどん豆だけをもぎり
コンテナへ入れていきます。時間がかかります。
畑から持ち帰って洗ったものがこちら。
まだしっぽ(ストロー)がついているものとか、未熟なものとか、キズモノなど
いっしょくたなので、ここからひとつひとつ手に取って、目視確認、
選別していきます。時間がかかります。
こちらがこつこつと選別し終わった落花生です。
これを量って袋詰めすれば、ようやく出荷できます。
いやはや時間がね・・・
しかし野菜はあくまでも生き物なので、どれも同じではないですから、
結局のところ全部をチェックするしかないのです。
ミニトマトとか、この落花生とかは、とにかく数が多いので
きちんと見つつもスピードを最大限に上げることがとても重要です。
集中力を問われます。
コツはノリのいい音楽を聴くことです。(※個人の見解です)
最終的にチェックをクリアしたこれらの落花生は、
「野菜として食べるのに適した範囲」の(と、うちが判断した)もので、
完熟の豆もあればちょっと若めの豆も含まれます。
とにかく重要なのは鮮度!殻がまだかすかにしっとりしているくらいの状態を目指しています。
落花生の熟度の見分けは以前こちらの記事で詳しく書いたのでご興味のある方はどうぞ。
ちょっと難易度が高いというお声もあったので今レシピには載せていませんが、
熟した豆を晴れの3日くらい〜干すと、煎り落花生もできます。
基本的には茹でなどで召し上がって頂ければと思いますが、
オーブンをお持ちの方で挑戦したい方はメールできいてみてくださいね〜。
そしてナッツ菓子大好きなわたしが、出荷のたびわずかに残る落花生を集め
(※毎回出荷の分だけ掘るのであまり残らない)
干し、オーブンで煎り、殻を除き、飴がけ(キャラメリゼ)した昨年のものがこちらです。
時間がかかりすぎて完全に趣味でしかないというか食い意地の賜物です。
渋皮ごとだったので飴と混ぜてるあいだに渋皮がはがれて粉々になってからまってますが、まあそれも含めておいしかったです。
渋皮はポリフェノールも豊富だし、
香ばしくて風味の凝縮している部分だと思うのでかならず一緒に食べたいですねー。
落花生は10月中頃くらいまでお届けできるかと思います。
<シズメ
夏だ!夏野菜だ!
ともりもりご紹介しようと思っていたら肌寒い日が続いていますね(苦笑)。
雨ばかりで写真もいまいちなんですが仕方ないということで‥‥‥今回はバジルの話。
日本でもすっかりお馴染み、バジル。
こちらが通常バジルというと出てくる「スイートバジル」。栽培もしやすい。
名前の通り甘やかな香りが特徴です。
葉が柔らかく生食に向いていて、香りも比較的マイルド。使いやすいバジルですね。
こちらは茎と花が紫色の「ホーリーバジル」。
タイバジルとも言い、現地名では「トゥルシー」だとか。
英名の由来は、ヒンドゥーの寺院には神聖なものとしてたくさん植わっているからだとか。
特徴はなんといっても香りの強さ!ちょっとスーッとするメントール(薄荷)感もあります。
香りの強さをいかしてガパオ(ひき肉と香辛料とバジルを炒めるタイ料理)など加熱料理にも使われる、ちょっと、いやけっこうレアなバジルなんです。
バジル全般に言えることですが、とにかく暑いのが好き。
何年も育てた実感からいうと、30℃を超えた方が元気みたいです。
むしろ涼しい夏には病気が多発してあっというまに採れなくなります。
このホーリーバジルは中でも特に暑くないとだめなので、ちょっと栽培難易度が高いんです。
(一応育っても、気温が上がらないと青臭いばかりで香りがちっとも高まらない)
今年は(最近涼しいですが…)初夏の厳しい暑さがバジルには幸いして、木がしっかり出来たのでまだ元気です。
気候がいいと香りが全然違ってきますので、良い出来の今夏は特におすすめ。
おっと、まだあります。こちらは「レモンバジル」(バジリコ・リモーネ)です。
名前の通り、めちゃくちゃレモンの香りがします。
むしろレモンでしかない(笑)。
それくらいレモン臭のする不思議なバジル(でもバジル)。
写真だとわかりにくいですが、葉っぱは小ぶりで、やたら花が付きやすく、
ホーリーバジルと同じく栽培しやすいものではないですが
レモンの香りで食べるとバジル、の両得を活かして揚げ物や魚料理などけっこう色々使い勝手のある楽しいバジルだと思います。
もう1種、写真がちゃんと撮れなかったのですがナポリ種のバジルもあり、今年は計4種。
シソの親戚で実は栄養価もすごく高いんですよね。(あっ、シソもあります!)
週明けから暑さが戻ってきそうですし、8月いっぱいはお出しできると思いますので、
もし上記の変わったバジル欲しい!という方は、
「小さめBOX」「M・L箱」どちらでも、定期お届けでも・単発のご利用でもOKですのでお申し付け下さい!
<シズメ
明けて1月の宅配お届けはじまりは、これが入るのが定番となってきています。
いつ撮っても、なんだかよくわからない感じに写ってしまうのですが、
「短形自然薯」です。
自然薯というか、つまり山の芋系の芋であり、
大和芋とかとっくり芋とかつくね芋とかいろいろある中の1種だと思っています。
写真の通り、とにかく形が個性的でばらばらなので
掘ってみるまで全貌がわからない子たちです。
傷つけないように掘り上げるのに神経を使います。
そして基本は手掘りなので体力も使いますが、冬の適度な運動にはちょうどいいです。
(と思うことにします)
とろろごはんもいいですが、加熱するのもおいしいです。
上の写真はすりおろしたものを何も混ぜずに油多めのフライパンで揚げ焼きしたものです。
ひとくち大ならひっくり返すのも簡単。
ちょっと卵や粉を混ぜてもいいです。
山の芋のおもしろさは食感の変化の幅広さだと思います。
細切りでしゃきしゃき感を残してもいいし
すりおろせばとろり、もっちり。
加熱するとふんわり。
シンプル焼きは油を多めにして、火は強め、
片側が固まるまで待ってひっくり返して、
そのあとはあまり加熱しすぎないようにするとやや半生仕上げになります。
中の方はとろろのもっちり感が残るので
表面かりっと→外側ふんわり→中もっちり
と非常に楽しい感じです。(一口大でも厚さは薄くしないのもコツ)
がんばって掘りますのでたのしんでいただければ嬉しいです!
<シズメ