<< September 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

<< もうちょい、ちょい。 | main | 月末恒例 >>
オール アイ ニード
ひさしぶりに、完全なるつぶやきごと。

このごろ、お客様から嬉しいメールを頂くことが多くて
なんとなく、こういうことを書くタイミングのような気が、勝手にしている。
SH3F0258.jpg

8月後半から(ちょうどブログをほっぽってた頃)いろいろ個人的に強い思いが脳内をまわって、
空の眩しさと地を這う暑さと体で鳴る歌と彼の地と人の記憶と、
厳しい季節にまただいじなことを噛みしめられた気がした。

よく、畑で黙々と農作業をしていると思考が飛んでって、
よし今日の夜ブログに書こう・・・とかも思うんだけど
たいてい考えのほうが先に進みすぎて、収拾が付かなくなって文章にできないで終わる。


まだ就農二年め。
でも何故自分が農業と決めたかっていう理由は、今となっては非常にはっきりしている。
そしてそれは、同じ職に就いている人からはあまりきいたことがない理由も含んでいる気がする。

でもとてもひとことでは云えない。
だから人に訊かれたときには難しい。


自分にとっての農業という話は今回おいておいて、
「野菜」という「品物」が非常に魅力的だと思う。という話について。

曲がりなりにもずっとものづくりをしてきた人間として、自分はモノの持つ力を信じている。
それはただ存在として、ときに説明の言葉も、背景も超える。
接した瞬間に伝わってしまうことがある。

感じること と つくること。

人としてこれを失いたくないと思う。
最低、それだけあればいいと思っている。

野菜(農作物)ってのは
人の手をかけて作ったもの、でありながら
自分とは別個の生命、であり
お客の手に届いた時点でも生きて、おり
それは食物、であり
素材、でもある。
終には食されて、他人の命の一部になる。
こんなものは他にない。

まず感じること。
直接体内に入れるというのは、ある意味究極の感じ方だと思う。
自分のすべてで感じ得る行為なのだと思う。
だから食べることは、ただ必要な栄養を摂取する以上に重要で
感じない食事ほど貧しいものはないのではないだろうか。

わたしは、野菜を食べてもらうお客さんに何か「考えてほしい」とはあまり思わない。
でも、せっかく食べるなら、なにか「感じ」たいじゃないかと思うし
いろいろ「感じられる」野菜を届けられたらそれが最高だと思う。
なにを感じるかはひとそれぞれでいい。さまざまな方がいい。
そして実際、なにかを感じたりするから、メールをいただけたりするのだと思う。

そしてつくること。
野菜として商品は完成状態でも、それはなにかしら調理されてから口に運ばれる。
買って頂いた方それぞれに、少なくとも洗ったり切ったりしていただくもの。
それがまたいい。
自分達は向き合って、ものづくりして、野菜を送り出すけれど
そこで自己完結しない。

自分の手でなにかつくると、その過程でわかることがたくさんある。
得るもの、感じるものがある。
出来上がったものの孕む意味を知る。
料理はいちばん身近な「つくる」行為だと思う。
我流でもなんでもいい、人間に生まれて、これを満喫しない手はないじゃないか。
そうして作られた料理は、工夫や愛情や気遣いの味をすら「感じ」られるはずで。


ずっと、都市で暮らしていて
感じること、つくることから何かにつけ隔てられているようで気懸かりだった。
メディアに情報は溢れていて、棚には商品が溢れている。
必要なものは揃いますよ、でもいちいち自分で感じたり作ったりする必要はありませんよ。と。


どうしてもそれだけは頷けなかった。

・・・で、なんか最終的にはこんなところに来ちゃって泥まみれになってる(笑)。

感じたい。つくっていたい。
とりあえずそれだけあればいい。死ぬまで生きていける。


いつも、野菜だからこそ、な野菜
お届けしていきたい。


<シズメ
スポンサーサイト
先日はまたありがとうございました!
今日、二回目の野菜も届きました。
早速、水菜のほんとの香りを知った思いです。毎度、感動です。

そして、この記事を読んで、野菜のことをこんなふうに考えている人がつくっているのだから、なるほど美味しいわけだ。と、ものすごーく納得しました。
ありがとうございます。
nelco ゆみこ | 2010/09/28 20:11
>ゆみこ様

ありがとうございます。しかし、自分で書いておいてなんですが、恥ずかしいです・・・(笑)。
直接的な野菜の味は、野菜自身の力、ですが
葉物はやはり露地のほうが味が乗って美味しいと思います。
寒くなるとまた一層おいしくなるのでどうぞおたのしみに。
しずめ | 2010/09/30 06:21
COMMENT









Trackback URL
http://shizuharafarm.jugem.jp/trackback/279
TRACKBACK