先日の初夏日和で一気に「春」スイッチが入ってしまって
今期最後に入った宅配のお届けには菜花が登場しました。
今年も4月の1か月間は出荷のお休みをいただきます。
宅配のお届け再開は5月よりになります。
先んじて新規お問い合わせなど頂いた方には申し訳ありませんでした。
いましばらくお待ちいただければと思います。
宜しくお願い致します。
観る梅桜や食べる菜花のみならず、いわゆる雑草も、
当然スイッチが入ったわけで・・・あちこち一気に花だらけです。
しっかり寒さをくぐった後のあまりに急なあたたかさだったので、
更には地中などで眠る虫にまでそのスイッチは入った模様。気配が急に増えました。
命芽吹く春、であると同時に、この草と虫との戦いのはじまりでもあります。
ところで少し遡りますが、
ここから農繁期に入っていくには、必然、前もって畑の準備が必要になります。
そのためには土壌診断をおこなって畑の成分状態を調べて、
作付ける野菜ごとに施肥設計をし、異なる肥料を施します。
土壌診断は複雑なので委託することがほとんどなのですが
昨年からは自分でできるこんな診断(出荷先の関係で教わったもの)も導入。
こちらは「糖度計」。果物農家さんがよく持っているかと思いますが
機能から言えば正確には「濃」度計。
糖分のみをはかるのではなく、溶液濃度を計測します。
だからこそ、これは食用部分の出来の診断だけでなく
生長点や葉を測ることで栄養の過不足を調べ、生育診断も可能になる優れもの。
うちでは基本的に収穫した野菜を測り、野菜の品質と
施肥・天候などの関係性を見つめ直しているところです。
やはり食べたほうが、複雑な味もわかるのですが
数値にすることで、記録・比較は容易となります。
「美味しい」という抽象的な言葉を漠然と求めるのではなく
「よりよい野菜つくり」を目指していきたいと思っていたりもする、今日この頃です。
今シーズンからはハラダがいろいろと記録アイテムを備えて
いくつかの方法でデータの収集に臨んでおります。
まずは「方法論」から、と書籍と眠気との戦いですが
実はこれが何より手ごわかったりするようです。
<シズメ