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善戦
みなさまこんにちは。久しぶりに書きます。
はや8月も終わりにさしかかり、暑いながらも秋の気配。

うちは品目ごとに担当を分けているので、
ブログなど書くとどうしても自分の担当の野菜の話に偏りがちになります。

ということで、トマト担当の自分は
今年のトマトを振り返りたいと思います(笑。まだ出荷は終わっていませんが)。

DSC01744.JPG

こちら、2番手の中玉トマト。
はったりなしの、今現在の様子。善戦してます!
3〜5段目くらいを収穫中。

夏の前半は低温多雨が続き、後半に入り急に暑くなり、また急に降る雨・・・
と、実はトマトにとってはわりと受難のコンディションで
史上最多の実割れが発生したりしました。

DSC01682.JPG
(↑実割れ多発で漂う甘い香りに誘われ侵入、ミニトマトにかぶりついていたカブトムシ。
 すみません、この口にトマトつけまくりのこいつを載せたかっただけです。笑)

去年も、その前も、2番手のハウストマトは
正直ちゃんと採れたとはいえない出来だったのですが・・・
今年やっと光明が見えました。

ハウストマトの面白いところは、
加温はしないとはいえ、やはり露地よりもコントロールできる部分が大きいということ。
まだまだやれることの5割くらいかもしれませんが、
毎年やれる割合は増えています。
来年の課題は灌水と遮光。

と、ぐるぐる考えています。

DSC01678.JPG

こっちは露地で作っている調理用トマト。飲食店さんに好評。
これも今年は新しい品種と手法に挑戦したので
来年に向けて課題がぐるぐるぐる。

DSC01701.JPG

全体に雨が多いのが幸いしている作目のひとつ、里芋。
わさわさ繁っています。
収量も期待できそうです。

DSC01747.JPG

DSC01748.JPG

キャベツ、ブロッコリーなどの秋冬野菜の作付もこつこつとやっています。
この日も作業中雨が降ったりしてましたが、彼らには応援の雨。

極端な天候が続く近年、
就農してから「異常気象」と常に言われているような気がしますが
どんな天候も、試練であると同時に恵みでもあると自然に思うようになりました。

常に判断を試されてるという意味ではやっぱり厳しいのかもしれませんが(笑)。

DSC01720.JPG

おまけ。暑い日中はヒトもネコもお昼寝。
・・・毎日毎日、暑いのによくくっついてるな。

<シズメ
うつろい
 またまた書きそびれてますね。
何かうまい言い訳でもと思ったのですが
昼間暑さに打たれた今では何も浮かびません(笑)
何にもしなくても確実に時間は流れるものだな〜と
しごくあたりまえの事をぼんやりした頭で考えてたりします。

最近この流れていく「うつろい」も
定期的にお届けする
宅配野菜の楽しみ方の1つなのかな〜と
思ったりもしていて

不安定でコントロール不可の
ありがたくも、困ってしまう
不可思議な気象のなかで育つ野菜を通して
暦ではくくれない、もっとリアルで細やかな変化を
お伝えできればとだいぶ以前より考えてはいるのですが
まあ、何とも言うは易しで、こちらもいい言い訳浮かばずです(笑)
今後、もうちょっと工夫してみます
、、、出来る限りで。

DSC01691.JPG

いちおう暦の上では「立秋」らしいですが
農家的には長かった戻り梅雨もようやく明けて
暑い「夏」が来たという感じです。
先述した「ナス」もこれまでは低温気味で
皮も厚め・身もしまり気味でしたが
これからの高温で皮も薄く、軽やかな感じに
なっていくかと思います。
ただまた気温が下がってくると、またまた締まってくるかと思うので
今年は短い期間の「夏ナス」になるかと思います。

SH3F0437.jpg
(ピンボケしてますが1番手の人参の芽)

そういえば枝豆もまたまた品種が変わりました。
いよいよ本番!(何度目だろ・・・)の茶豆品種です。

枝豆は6月から出荷してますが本来の旬は秋
今年のメインは6つの品種リレーで9月末までを予定しておりますが
ホントに品種が変わるたびに
これまでのものを忘れてしまいそうになるくらい
濃密な風味になっていきます。
とりあえず袋のテープをはずしたら
中に詰まっていた空気を嗅いで見てください。
(あまり人に見られないようにしたほうがよいかもしれませんが)

ホントのホントの本番は(もう言いません!)お盆過ぎ頃からを
予定してますのでどうかお楽しみに!

<ハラダ